生涯に亘って受け止めのできる法人を目指して

社会福祉法人むさしの郷

ステイホームの中で出来る事【ながい寮】

8月27日に夏祭りを行いました。昨今の新型コロナウイルス流行の影響を受け、恒例の盆踊りを始め、輪投げや模擬屋台など“感染予防の観点から実現が難しい内容”が行えない現状に対し、どのような形にすれば楽しんで頂けるだろうか、と幾度も話し合いを重ね「女性の利用者さんには化粧の代わりに髪飾りでおめかしして頂くのはどうだろうか?」、「スクリーンに体感型ゲームを投影して、密接しないように遊ぶのはどうだろうか?」、「マスクをカラフルな物にしてみては?」など“こんなときだからこそ”の精神で計画していきました。

そして当日、午前の部はゲーム大会から幕を開けました。Wiiのちゃんばらゲームと卓球ゲームを活用し、トーナメント戦を行うと「○○がんばれー!」「負けるな―!」と応援や歓声が沸き、さながら運動会のような盛り上がり。続く“箱の中身はなんだろなゲーム”では、箱に入ったヘビのおもちゃに驚く様子を見て笑いが起きました。

昼食も“こんなときだからこそ”の豪華な海鮮ちらし寿司と具だくさん茶碗蒸し、すまし汁にスイカと、満腹メニューを皆さん美味しそうに食べている姿がとても印象的でした。

全員お腹いっぱいで挑む午後の部は、感染対策としてステージ前にビニールカーテンを設置。利用者さんと一緒に歌や踊りを楽しむことは出来ませんが、その中で精一杯楽しんで頂けるようなコンサートを目指しました。名付けて『KOD(上恩田)歌謡祭!』。過去の職員バンドの選り抜き映像や、職員扮する有名CMのパロディスクリーン上映も挟みつつ、ステージパフォーマンスを鑑賞し、終始笑いの絶えない時間を過ごしました。

自粛生活が終息する兆しは未だありませんが、利用者さん一人ひとりの暮らしが、より楽しく明るいものになるように私たち職員は努力すべきなのだな、と利用者さんの笑顔から仕事のやりがいを再確認出来ました。(遠藤)